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列王記第一の内容

列王記第一の概要

一般常識としての聖書解説旧約聖書の内容>列王記第一の内容



ニコラ・プッサン作「ソロモンの審判」(1649年)


一般常識として初心者にもわかるように列王記第一の主要な登場人物、列王記第一の簡単なあらすじ、列王記第一の各章を簡潔にまとめた内容を解説していきます。



前々巻の「サムエル記第一」からずっと登場している
主人公的存在のダビデが列王記第一の物語早々に死にます。

そして、その子ソロモンが優秀な王として君臨します。
物語後半は様々な王の移り変わりの歴史です。
20分で読み終わります。



一般教養として列王記第一の内容をサッと理解できると思うので、
ぜひ読んでみて下さい。

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列王記第一の主要な登場人物

ダビデ
年寄りになったので、
後継の王としてソロモンを任命します。



ソロモン
王に任命されたダビデの子。
神に富や名声などを求めずに知恵を求めて、
賢さを武器に人々を従わせる。
ソロモンが神の知恵を使った戒めの言葉、
「箴言」は現代社会の人間にも通じるものがある。


レハブアム
ソロモンの子。
重労働の軽減の訴えが民から来たのに対して
さらに重労働させると言い放ち、民に嫌われて
イスラエルの王を追いやられ、ユダ族のみの王になる。


ヤロブアム
ソロモンの元家来。
神の声でイスラエルの王になることを示唆されて、
ソロモンに反逆をする。
重労働を課そうとして追いやられたレハブアムの代わりに
イスラエルの王になった。


その他様々な王様たち
列王記という名にふさわしく、
様々な王が入れ替わり立ち代わりでてくる。
レハブアムのユダ族の王の系譜と
ヤロブアムのイスラエル王の系譜の王が
交互に出てくる。

具体的にはこれだけの王が
列王記第一で出てきます。



列王記第一の簡単なあらすじ

ダビデは年をとって死が近づいていたので、
子のソロモンに王位を譲る。


神に欲しい物を与えると言われて
ソロモンは知恵をもらった。


ダビデが構想として神の神殿を造ることを考えていたが、
ソロモンは戦いが起きていない平穏な今なら神殿建設が可能と考えて、
神の箱を納める神殿を作ることにした。


各地からソロモンの知恵を聞きたい人が集まり、
ソロモンが説くと彼らは賞賛して財宝を置いて帰っていった。


ソロモンは40年間イスラエル王として統治して死んだ。


その後、
元々1つのイスラエルの国だったのが、
ユダ族だけ孤立してユダ王国を作る。

イスラエルの王とユダの王が戦争で入れ代わり立ち代わり出てきて、
その戦争は列王記第二に続く。



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列王記第一の各章ごとの内容まとめ

列王記第一は22章まであります。


前半の1章~11章がダビデの子ソロモンの話で、
後半の12章~22章が様々な王の移り変わりの歴史が書かれています。


下記の内容は私が全てまとめた内容なので、
時間もかからず初心者にも読みやすいはずです。



1章
ダビデは年を重ねて老人になっていた。
夜着をいくら来ても暖まらなかったので国中の美しい処女の中から1人連れてきて
一緒に寝させて温めさせた。
その女はアビシャグと言った。


一方、ダビデの息子のアドニヤは「私が王になろう」と言って野心を抱いた。
戦車、騎兵、50人の兵士を手に入れた。


アドニヤはアブシャロムの次に生まれた子供で、
ダビデには一度も迷惑をかけたことが無く、美男子であった。


アドニヤは王になる計画を軍団長ヨアブと祭司エブヤタルに相談した。
2人はアドニヤを支持した。
アドニヤは支持した物を集めて生贄をささげたりしてパーティを開いた。


しかし預言者ナタンやダビデと共に戦った歴戦の勇士はアドニヤを相手にしなかったため、
パーティには誘われていなかった。


ナタンはアドニヤを良く思わなかったのでソロモンの母バテ・シェバに
「ダビデ王が知らないうちに、アドニヤが王になったそうです。
ダビデ王の元に行ってなぜソロモンではなく、アドニヤが王になったのかと尋ねて下さい」
と言った。

※バテ・シェバはサムエル記第二の12章でダビデとの子、ソロモンを産みました。


それをダビデ王に言うと
「必ずソロモンが私の跡を継いで王になる」
と誓った。


そしてダビデは預言者ナタンなどの家来と共に
ソロモンをギホンに連れて行って油を注ぎ、
イスラエルの王とするように命じた。


ギホンでソロモンに油を注いで
「ソロモン王、ばんざい」
と皆叫んで、大いに喜んで歌ったので地の果てまで届きそうな宴だった。


アドニヤや軍団長ヨアブはパーティで食事を終えた時、
それらの音を聞いた。
「なぜ都が騒々しいのだろう」
と言った。


そこに家来がやってきて
「ダビデ王はソロモンを王に指名し、王になる儀式が終わって、
その歓声が今聞こえております」
と報告した。


すると、アドニヤにパーティに招かれていた客は
身震いして立ち上がり家に帰って行った。


アドニヤもソロモンを恐れた。


その様子を家来を通して聞いたソロモンは
「彼が立派な人物なら何も失うことはないが、
彼の中に悪があれば彼は死ななければならない」
と言った。





2章
ダビデの死が近づいた時、ソロモンに
「神の命令とモーセの律法を守りなさい。
シムイと言う男は私を呪ってその時は許したが、
今は彼を罪の無いものとしてはならない」
と言った。


そしてダビデは死んだ。
ダビデはダビデの町に葬られた。
ダビデはヘブロンで7年間、エルサレムで33年間、合計40年間、
イスラエルの王として国を治めた。


アドニヤはソロモンの母バテ・シェバに
「王位は突然ソロモンに移ったのは納得しました。
一つお願いがあって、アビシャグを妻に与えて下さい」
と言った。

※アビシャグは1章に出てきたソロモンに添い寝して温める美女。


母バテ・シェバにそのことを聞いたソロモンは
「アドニヤは王位をくれるようになぜ言わなかったのですか?
彼は今日、殺されなければなりません」
と言った。


ソロモンは家来ベナヤに命じてアドニヤを殺した。


さらにアドニヤに賛同していた
兵士長ヨアブと祭司エブヤタルにも罰を下すことになった。


エブヤタルは父ダビデがお世話になっていたので
殺さないで祭司職を罷免して消えるように命じた。


ヨアブはアドニヤとエブヤタルのことを聞いて逃げ出したが、
ベナヤに追いかけられて殺された。


ソロモンはヨアブの代わりにベナヤを軍団長に任命し、
エブヤタルの代わりにツァドクを祭司に任命した。


ソロモンはダビデの最後の言葉通り、
シムイという男に罰を下すことにした。


ソロモンはシムイを呼び出して
「エルサレムに家を建てて住んでそこからどこへも出て行ってはならぬ。
もし、キデロン川を渡ったら必ず殺す」
と言った。


しかし、彼は約束を破って逃げた奴隷を探しに川を渡ったので、
軍団長ベナヤに命じて彼を殺した。





3章
ソロモンはエジプト王と互いに縁を結んで、
エジプト王の娘をめとってエルサレムに連れてきた。


ソロモン王はギブオンで1000頭の全焼のいけにえを捧げると、
その夜、夢に神が現れて
「あなたに何を与えようか。願え」
と言うので、ソロモンは
「善悪を正しく判断できる心を私に与えて下さい」
と言うと、神はその願いを叶えた。


神は
「あなたは長寿を求めず、富を求めず、判断力を求めたので
知恵と判断力を与えた。
今までお前のようなものはいなかったし、今後お前のようなものは出てこない。
あなたの願わなかった富と名誉もあなたに与える」
と言った。


ソロモンが目を覚ますとそれは夢であった。
そこに2人の遊女がやってきてさばきを求めた。


2人は同じ家に住んでいて、2人も生まれて3日目の赤ちゃんがいた。
しかし、片方の赤ちゃんが死んだので死んだ赤ちゃんと生きている赤ちゃんを夜の間にすり替えて、
自分の赤ちゃんと言い張っているそうだ。


ソロモンは
「その生きている赤ちゃんを剣で半分に切ってそれぞれに与える」
と判決を下したが、
それを聞いた1人は
「そんなことをするならその赤ちゃんは相手のままでいいです」
と言い、もう1人は
「赤ちゃんを半分に切って下さい」
と言った。


ニコラ・プッサン作「ソロモンの審判」(1649年)

ソロモンはそれを聞いて
「生きている子供を初めの女に与えなさい。
決してその子は殺してはならない」
と言った。


神の知恵によって彼がさばくのを見たイスラエル人はソロモン王を恐れた。





4章
ソロモンは全イスラエル人の王になった。
彼の知恵は瞬く間に周辺に広がり、広がることで名声も広まった。


ソロモン王は3000の箴言(しんげん)を語った。
※箴言:戒めの言葉。このサイトでも「箴言(しんげん)」で紹介しています。



ソロモンの知恵を聞くために全ての国の王がソロモンの元を訪れた。





5章
ソロモンは神のための宮殿を作ることにした。
ダビデが神のための建物を作ることを最初に考えたのだが、
ダビデの場合は常に敵に戦いを挑まれていたため建設している暇がなかった。


ソロモンの今の時代は周囲に敵がいなく、
建設に適していた時期であった。





6章
イスラエル人が出エジプト記でエジプトを出てから480年目、
ソロモンがイスラエルの王になって4年目に神の神殿の建設に取り掛かった。


神は
「ダビデが出来なかった建物の建設が終われば、
ダビデに言ったように永遠に王国の繁栄を約束しよう」
と言った。



4年で神殿の基礎部分が出来上がり、
11年目に神殿は全て完成した。





7章
神のための神殿が完成後は、ソロモンは自分のための宮殿を作りはじめて
13年で宮殿全てを完成させた。





8章
神の神殿が完成したので、
ダビデの町シオンの会見の天幕にある神の箱を神殿に移す作業に入った。


イスラエル人の部族の全長老を集めて神の箱を神殿内に移した。
そこでダビデはみんなの前で演説を行って神殿に神の箱が納められたことを祝福し、
祈った。

そして牛22,000頭、羊12万頭を主への生贄に奉げた。


その後、ソロモンは14日間、神の前で祭りを行った。






9章
神がソロモンの前に再び現れて
「あなたが神殿で神に祈ったことは全て聞いた。
この神殿はすでに聖別した。
私の目と心はいつもここにある」
と言った。





10章
ソロモン王の前には常に人が訪問して、
その知恵を見に来た。


シェバの女王も自分の目で見るまではソロモンの知恵を信じられなかったが、
ソロモンにあらかじめ用意していた質問を問うと、全て解法を答えて答えられなかった問題は1つも無かった。


それだけではなく、食卓の料理、
家来の態度や服装、生贄の種類を見ても息を飲むほどであった。
それを見てソロモンを褒め称えて金や宝石、油などを納めて帰っていった。

エドワード・ジョン・ポインター作「シェバ女王のソロモン王訪問」(1890年)


そういう人達が次々に来るのでソロモンは富んでいった。
金、銀、木材、宝石、衣服、武器、戦車、油、象牙、くじゃくなど
が自然にソロモンのところに集まった。






11章
ソロモン王はエジプト王の娘以外にも、
モアブ人、アモン人、エドム人、シドン人、ヘテ人などの多くの外国人の女を愛した。


これらの部族の女はかつて神に
「イスラエル人以外の部族とは交わってはならない」
と言われた部族そのものだった。


それなのに神の教えに背いてソロモンは外国人を愛し、
700人の王妃と300人の側妻(そばめ:正妻でない妻)を作った。
その妻たちがソロモンの心をおかしくした。


ソロモンが年を取った時、
妻たちの影響で主以外の神に関心が向いていたので、
ダビデと違ってソロモンは主と全く1つになっていなかった。


ソロモンはシドン人のアシュタロテ神と、アモン人のミルコム神に従っていた。
ソロモンは主の前にこれらの悪を行い、父ダビデのように主に従い通さなかった。


神はこれに怒り、二度にわたってソロモンに
他の神に仕えてはならないと警告を出したが、
ソロモンは命令を守らなかった。


神はソロモンに
「あなたが掟を守らなかったので王国を引き裂く。
父ダビデに免じてあなたが生きている間は王国は破壊しないが、
あなたの子の代から王国を破壊する。
ただし、憐れみとして王国全ての破壊ではなく、
1つの部族だけ残すのでそれだけは子に与えよう」
と言った。


神はソロモンに敵対するものとしてエドム人のハダデという男を選んだ。
彼はエドム人の王の子孫だった。


かつてダビデの時代に将軍ヨアブにエドム人は皆殺しにされたが、
数人でエジプトに逃げ去っていた生き残りの1人であった。


神はまたソロモンに敵対するものとしてエリヤダ人のレゾンという男を選んだ。
彼もまたかつてダビデに一族を滅ぼされた生き残りだった。


ソロモンの家来のヤロブアムもソロモン王に反逆し始めた。
それは神の声が聞こえて
「ソロモンの子の代になったら、その子から王位を取り上げてあなたに授ける。
そして、その時にイスラエル人12部族のうち10部族をあなたにあたえる」
と告げられたからだ。


ソロモンは反逆し始めたヤロブアムを殺そうとしたが、
彼はエジプトに逃げてソロモンが死ぬまでエジプトに住み続けた。


ソロモンがイスラエルで王であった期間は40年だった。
ソロモンは先祖の墓に入れられ、ダビデの町に葬られた。


彼の子レハブアムが次の王になった。






12章
レハブアムを王とするために全イスラエル人が彼の元に来ていた。
そしてエジプトに逃亡していたヤロブアムも来ていた。


ヤロブアムはレハブアムに
「あなたの父ソロモンは私たちの労働をきつくしました。
あなたがもしその労働を軽くしてくれるならあなたに従いましょう」
と言った。


レハブアムは長老たちに
「労働を軽くして彼らをしもべにしましょう」
と提案されたが、
若者たちが
「逆に労働を重くするくらい言ってやらないとダメだ」
と言った。


レハブアムは若者の言葉を聞いて
「あなたの父は鞭で重い労働に従わせたが、
私はさそりでお前達にもっと重い労働に従わせよう」
と言った。


それを聞いたイスラエル人のほとんどがレハブアムを敵視して、
ヤロブアムを王にすることにした。


レハブアムは軍を率いて反対した者を虐殺しようとしたが、
神が民に向かって
「私がヤロブアムを支持するように仕向けたので、今日は家に帰りなさい」
というので兵士たちは家に帰っていった。





13章
ここで1つの国だったイスラエル王国が
ヤロブアムが統治する10部族が集まる北イスラエル王国(北王国)と
レハブアムが統治する2部族が集まるユダ王国(南王国)に分かれてしまった。




14章
ヤロブアムの子アビヤが病気になった。
クスリをもらうために妻が変装して薬をもらいに行ったが、そこで断られてしまった。


というのもその薬屋に神が
「ヤロブアムはダビデのように私に忠実ではないので彼の妻が薬をもらいに来るが与えるな」
と言っていたからだ。


彼女が家に戻った時、子供はすでに死んでいた。
ヤロブアムが王であった期間は22年間だったが、その功績は年代記の書に記されている。
その後、別の子のナダブが王になった。


一方、レハブアムは41歳で王になり、17年間エルサレムで王であった。
彼の功績は年代記の書に記されている。


レハブアムとヤロブアムは死ぬまでずっと戦い続けていた。


レハブアムは祖父ダビデ、父ソロモンと同じようにダビデの町の墓に葬られた。


その後、レハブアムの子アビヤムが王になった。






15章
アビヤムは3年間、ユダ族の王であったが、
彼は父が行った全ての罪を同じように行い、
彼の心は主とは全く1つになっていなかった。


アビヤムはダビデの町の墓に入った。
彼の子アサが次の王になった。


アサは41年間、ユダ族の王であった。
彼は主の言うことをよく聞いた。
彼は年をとった時、足の病気にかかった。


アサはダビデの町の墓に入った。
彼の子ヨシャパテが次のユダ族の王になった。


同時期にヤロブアム側ではナダブがイスラエルの王になっていた。
2年間、王であった。
3年目に謀反を企てたバシャによってナダブは殺されてバシャがイスラエルの王になった。


バシャはヤロブアム家に関する全ての物を燃やした。





16章
その後もユダ王とイスラエル王の入れ替わり立ち替わりが行われ続けた。

ユダのアサ王の38年目に、
アハブはイスラエルの王になった。
アハブは今までの誰よりも悪事を行った。
バアル神の祭壇を築き、アシェラ像を作ったりもした。

2つの国に分かれてからの入れ代わり立ち変わりの
系図を書くとこうなる。






17章、18章
ティシュべ人の預言者エリヤは神に
「アハブに会いに行け」
という言葉があったので会いに行くことにした。


エリヤはアハブに言ってバアルの預言者450人とアシェラの預言者400人を集めさせた。
彼らの前で本当の神は主のみであると説いたがもちろん言うことを聞かなかった。


そこでエリヤはバアルの預言者にバアル神に祈って奇跡を起こして見せよと言った。
バアルの預言者450人は祈っても何も起きなかった。


そこでエリヤが主のために祈ると火が降ってきた。
それをまわりで見ていた民はひれ伏して
「主こそ神です」
と言った。


そこでエリヤは見ていた民に命じてバアルの預言者を捕えさせてキション川で預言者を全て殺した。





19章
北イスラエルのアハブ王はエリヤが預言者を全て殺したことをイゼベルに告げた。
イゼベルはエリヤに使いを出して、
「もし私があなたを殺さなかった場合、神に罰せられるので必ず殺しにいきます」
と宣言した。


エリヤは怖くなってその場を立ち去った。
エリヤは神のホレブ山のふもとのほら穴に隠れて一夜を過ごしていると神の声があった。


神は
「ダマスコの荒野へ帰りなさい。
そこでハザエルに油を注いでアラムの王に、
エフーに油を注いでイスラエルの王にしなさい。
彼らがあなたを助けてくれる」
と言った。






20章
アラムの王ベン-ハダテはアハブに使いを出して
「あなたの妻や子供、金銀は私の物だ」
と言った。


アラムは右上の地域。



北イスラエル王国のアハブ王は
「それは出来ません」
と返事を出した。


ベンハダテは周辺の王32人と酒を飲んでいたが、
家来を配置に着かせるように命じた。


アハブは神から相手の大軍をあなたに引き渡すと言われた。


そして若い首長を集めて戦えと命じた。


首長は232人、兵士は7000人集まったので出陣した。
イスラエル人の圧勝でアラムの王は逃げ出した。
アラムに大損害を与えた。


ベンハダテは2回戦目の準備をした。


2回戦目もイスラエル人はアラム人の歩兵を10万人倒して、
逃げた27000人も追いかけて倒した。


ベンハダテは逃げられないと思って
自分の首に縄をかけて荒布をまとい、アハブの前に出てきた。


イスラエル人は憐れみ深いと知っていたのでそうしたのだった。


ベンハダテはアハブと契約して占領した土地を解放し、
市場で生きていくことを誓った。





21章
これがあったのちに
ナボテという男はアハブ王の宮殿にぶどう畑を持っていた。


アハブは宮殿の隣にぶどう畑があるのでそれを野菜畑にしようとしてナボテに譲ってくれるように交渉したが、先祖代々の土地なので無理だと断った。


アハブ王の妻イゼベルは長老たちにナボテを不実の罪で石打ちにして殺せと命じた。


そしてナボテが死んだのでアハブは早速ぶどう畑に向かった。


神はその時エリヤに
「今イスラエルに向かってアハブに会いに行け。
そして彼に人を殺してぶどう畑を奪うなんて何事かと言え」
と言った。


それをアハブに言うと
「エリヤよ!また私を見つけたのか。わが敵よ」
と言った。


アハブがかつてないほど神の教えに背いていたのは妻のイゼベルがそそのかしていたからなので、神はイゼベルを殺すと言った。


アハブはそれを聞いた時に神にへりくだったので神は憐れんで、アハブは滅ぼさず、アハブの子の時代に彼の家に災いをもたらすと言った。





22章
その後アラム王国と北イスラエル王国の間に3年間戦いはなかった。


3年目にユダのヨシャパテ王がイスラエルに来た。


イスラエルの王はまだ土地の一部をアラムの王から取り返していないことに気付いた。


ヨシャパテ王はイスラエル王に一緒に土地を取り返すように提案した。


神に聞くと取り返しに行きなさいと言った。


預言者ミカヤも同じように言ったが、彼はいつも悪い預言しかしないのに今回は良い預言をしたのでイスラエル王は警戒して王が帰ってくるまで牢屋にいれておくことにした。



イスラエル王とヨシャパテは戦場に行ったが、戦闘に負けてアハブ王は死んでしまった。


ユダのヨシャパテ王はイスラエル王じゃないと相手がわかったとき、
彼は討伐対象じゃないので引き返したので生き残った。


アハブの息子アハズヤがイスラエルの次の王になった。


ヨシャパテは35才でユダの王になり、25年間統治した。


ヨシャパテは父アサと同じく道からそれずに神の教えのままに生きた。


ヨシャパテは先祖と共にダビデの街に葬られた。


ヨシャパテの次はその子ヨラムがユダの王になった。


ヨラムは悪の道にそれて、バアル神を拝んで神の怒りを引き起こした。


列王記第二」に続く。




列王記第一はこれでおしまいです。
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独立切子士として、
切子の工房を設立しました。
箴言の箴の文字を工房の名前に取り入れました。


切子工房 箴光(しんこう)