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聖書を題材にした絵画

聖書を題材にした絵画

一般常識としての聖書解説>聖書を題材にした絵画



このサイトに掲載している聖書を題材にした絵画を
全てまとめてこのページで紹介したいと思います。
旧約聖書から物語の時系列順に掲載していきます。


基本的に
「生涯、聖書を題材にした作品しか描かなかった」
という人は存在しません。


ある画家が
「聖書の作品も書いてみたいなぁ」
って感じで残した作品がほとんどで、
「聖書を題材にした絵画を書いた人はこの人!」
という人は存在しませんので覚えておいて下さい。



例えば、
レオナルド・ダヴィンチは
このサイトのトップページにも掲載している
有名な「最後の晩餐」を描いていますが、
彼は聖書関連の作品に特化した画家ではないですよね。
モナリザなど聖書に関連しない普通の作品の方が多いはずです。

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あと、
1つの場面を多くの画家が描いているので、
ここで紹介するものが全てではなく、
他にも同じ題材で違う画家によって複数作品存在していること
覚えておいて下さい。



例えば、
アダムとエバが楽園を追放されるところを描いた絵は
色んな画家によって10種類以上の絵が存在していますので、
ここで紹介している絵はその中の一部でしかありません。


聖書に記載されている順通りに
前半は旧約聖書、後半を新約聖書の絵画を載せて行きます。

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時系列で紹介していきますが、各巻の時系列の関係がわからない人は
旧約聖書の内容」や「新約聖書の内容」を見ればひと目で理解できると思います。


旧約聖書部分の絵画

創世期より

ミケランジェロ作「星の創造」(1511年)
・初めに、神が天と地を創造した。
 システィーナ礼拝堂の天井画。


創世記より

ミケランジェロ作「アダム創造」(約1508年)
・神(右)はエデンの管理者として人を作ってアダム(左)と呼んだ。
有名な映画「ベン・ハー」の始まりと最後に映し出されている。





創世期より

バルトロメオ・マンフレディ作「アベルを殺害するカイン」(1610年)
・アダムとエバの子供の兄カインと弟アベル。
 兄カイン(上)が弟アベル(下)に嫉妬して殺人をする。


創世期より

エドワード・ヒックス作「ノアの箱船」(1846年)
・神が悪事に満ちた地上を大洪水を起こして全て消し去る際に、
 ノアという男に命じて箱船を作らせて
 全生物の最も清い雄と雌を乗せて生存させた。


創世期より

ピーテル・ブリューゲル作「バベルの塔」(1563年)
・天にも届く塔を作ろうとしたが、
 神によって邪魔されて建設現場は大混乱に陥って
 各部族は散り散りになった。
 
日本でもとても有名な作品。


創世期より

ジョン・マーティン作「ソドムとゴモラの滅亡」(1852年)
・悪がはびこる町、ソドムとゴモラに
 神は硫黄の火を降らせて壊滅させた。


創世期より

レンブラント作「イサクの犠牲」(1634年)
・神はアブラハムに子のイサクを生贄に奉げるように命じ、
 アブラハムが神にどこまで従順なのかを確認しようとした。
 
レンブラントは日本でもそこそこ有名な画家です。


創世期より

ホセ・デ・リベーラ作「イサクを祝福するヤコブ」(1637年)
・目の見えない父ヤコブ(右)を騙して祝福を受けるイサク(真ん中)。
 イサクを好いている母リベカ(左)が背中を押す。


創世期より

フランチェスコ・アイエツ作「ヤコブとエサウの和解」(1844年)
・兄エサウ(右)は過去の出来事を根に持たず、
 再会した弟ヤコブ(左)と抱きしめあった。


創世期より

オーヴァーベック作「兄弟たちによって売られるヨセフ」(1816年)
・ヤコブの末っ子ヨセフが兄たちに憎まれて銀貨20枚で
 奴隷商人に売られてしまう。


創世期より

グイド・レーニ作「ヨセフとポティファルの妻」(1630年)
・主人ポティファルの妻が美男子の使いのヨセフを気に入って
 肉体関係を求めてヨセフは逃げようとする。


創世期より

ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ作
「ファラオの指輪を受け取るヨセフ」(1733年)
・ヨセフはエジプトの未来を預言し、
 エジプト王のファラオに金の指輪を授かって
 国を指導するようにお願いされる。


出エジプト記より

レンブラント作「モーセの十戒」(1659年)
・神が教えた律法が石版に刻まれてモーセに与えられた。


民数記より

ヤーコブ・ヨルダーンス作「岩から水を出すモーセ」(1645年)
・モーセが神に言われたとおり、杖で2回岩を叩くと水が出た。


申命記より

アレクサンドル・カバネル作「モーセの死」(1850年)
・ヨルダン川を渡れずにネボ山の山頂で死ぬモーセ。


士師記より

レンブラント作「目をえぐられるサムソン」(1636年)
・さばきつかさ(士師)であったサムソンは
 20年間イスラエルの民を指導したが最後は殺された。



ルツ記より

ジャン=フランソワ・ミレー作「落穂拾い」(1857年)
・ルツが生活のために大麦を刈った後に落ちた落穂を拾う様子。
 
日本でもとても有名な作品。


ルツ記より

プッサン作「夏(ボアズとルツ)」(1660年)
・ボアズに落穂を拾ってもいいか頼むルツ(正面下段)





サムエル記第一より

レンブラント作「サウルとダビデ」(1655年)
・王の力を奪われたサウル王は竪琴を聞くと気分が良くなる。
 その竪琴を弾いているダビデに
 王の力が継承されていることをサウルは知らない。






サムエル記第一より

カラヴァッジョ作「ダビデ」(1606年)
・投石器で気絶した敵の歴戦の戦士「ゴリヤテ」の首をはねて
 サウル王の前に持ってきたダビデ。





サムエル記第二より

レンブラント作「ダビデとアブシャロムの和解」(1642年)
・父ダビデが子アブシャロムの身勝手な行動に
 殺意を抱いているかと思いきや、
 久しぶりに出会うと優しく抱擁した。


列王記第一より

ニコラ・プッサン作「ソロモンの審判」(1649年)
・神の知恵を持つソロモン王がその知恵を使って
 赤ちゃんの親権がどちらにあるかの審判を下す。


列王記第一より

エドワード・ジョン・ポインター作「シェバ女王のソロモン王訪問」(1890年)
・ソロモン王の神の知恵のうわさを聞いて
 シェバの女王はソロモン王を訪問してその凄さに驚嘆した。



列王記第二より

ジェームズ・ティソ作「バビロン捕囚」(1892年)
・エルサレムが焼かれて、民がバビロンに連れて行かれる様子。



エステル記より

アールト・デ・ヘルデル作「エステルとモルデカイ」(1658年)
・美しさで王妃になったエステル(右)と叔父のモルデカイ(左)


エステル記より

ジョン・エヴァレット・ミレー作「エステル」(1865年)


ヨブ記より

アルブレヒト・デューラー作「ヨブとその妻」(1503年)
・サタンに腫瘍をつけられたヨブを介護する妻。


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新約聖書部分の絵画


サンドロ・ボッティチェリ作「受胎告知」(1489年)
・神の使いガブリエルによって
 神の力で身重になったことを知るマリア。



ヴィットーレ・カルパッチョ作「エジプトへの逃避」(1500年)
・ヘロデ王によって2歳以下の男の子が皆殺しにされるので、
 父ヨセフと母マリアはエジプトへ逃げてイエスを守った。



ジオット・ディ・ボンドーネ作「嬰児(えいじ)虐殺」(1304年)
・ヘロデ王はイエスを殺すために2歳以下の男の子を皆殺しにした。



アンドレア・デル・ヴェロッキオ作「キリストの洗礼」(1472年)
・バプテスマ(洗礼)のヨハネに
 ヨルダン川の水で洗礼を受けるイエス。
 神の使いの鳩が「神が喜んでいる」と告げた。



ドゥッチョ作「山頂での誘惑」(1308年)
・サタンに山頂に連れて行かれ、
 眼下に広がる王国を与えると言われたがイエスは断った。



ドゥッチョ作「ペテロとアンデレの召命」(1308年)
・イエスは漁師のシモン(後のペテロ)と
 アンデレを弟子にした。



カール・ハインリッヒ・ブロッホ作「山上の垂訓」(1877年)
・イエスは民を連れて山に登り、そこで教えを説いた。



レンブラント作「ガリラヤ湖の嵐の中のキリスト」(1633年)
・イエスが嵐を叱りつけると、風も雨も止んだ。



カラヴァッジョ作「マタイの召命」(1599年)
・取税人マタイを弟子に任命したイエス。



カラヴァッジオ作「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」(1607年)
・バプテスマのヨハネは首をはねられた。



ティントレット作「パンと魚の奇跡」(1545年)
・イエスは7きれのパンと1匹の魚を5000人に分けた。



エルグレコ作「神殿から商人を追い払うキリスト」(1645年)
・エルサレムの宮殿内にいる
 商人や遊女などの悪を鞭で追い払うキリスト。



レオナルド・ダヴィンチ作「最後の晩餐」(1498年)
・中心のイエスと使徒(特別な弟子)12人による過ぎ越しの祭りでの食事。
 種なしのパンを食べ、ぶどう酒を飲み、ユダを裏切り者であるとこの場で言った。



ジョット・デ・ボンドーネ作「ユダの接吻」(1304年)
・捕まえるイエスが誰なのか明確にするために
 裏切り者のユダはイエスにキスをした。
 
この場面の絵画で最も有名な作品。



レンブラント作「銀貨30枚を返すユダ」(1629年)
・イエスを銀貨30枚で売ったことを後悔して、
 イエスを解放するように言うが
 祭司長たちに追い払われるユダ。



ヒエロニムス・ボス作「エッケ・ホモ(この人を見よ)」(1490年)
・民衆にからかわれるイエス。



コッラード・ジアキント作「ゴルゴダの丘への道」(1754年)
・自分が磔にされる十字架を
 自分で担いで丘に持っていくイエス。



アンドレア・マンテーニャ作「磔刑図」(1459年)
・イエスの両隣に強盗も磔にされ、
 イエスの頭の上には「ユダヤの王である」と罪状が書かれた。



レンブラント作「十字架降下」(1634年)
・イエスが死んだあとに十字架から降ろされる。


使徒の働きより

ピエトロ・ダ・コルトーナ作「パウロの回心」(1631年)
・アナニヤによってサウロは目が見えるようになり、
 回心してパウロと名乗って
 イエスキリストを信じるようになった。


聖書を引用した作品」 を見てない人は
そっちも面白いと思うので一緒に確認してみて下さい。


バナースペース

聖書の特に読んでほしいページ

箴言(しんげん)
神の知恵を持つソロモン王が残した
現代人にも通用する戒めの言葉




マタイの福音書
イエスキリストの物語。
絵画も多く、初心者に一番読みやすい。

その他私が作った宗教的なサイト


四国八十八箇所巡り
~初心者編~



管理人プロフィール

名前:斉藤
年齢:1987年2月生まれ
趣味:旅行、ゲーム
性格:知りたがり、頑固
信仰宗教:自分を信じます
コメント:私はキリスト教の信者ではありません!
何かあればmenhpkanri@yahoo.co.jpまでご連絡下さい。

独立切子士として、
切子の工房を設立しました。
箴言の箴の文字を工房の名前に取り入れました。


切子工房 箴光(しんこう)