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列王記第二の内容

列王記第二の概要

一般常識としての聖書解説旧約聖書の内容>列王記第二の内容



ジェームズ・ティソ作「バビロン捕囚」(1892年)

一般常識として初心者にもわかるように列王記第二の主要な登場人物、列王記第二の簡単なあらすじ、列王記第二の各章を簡潔にまとめた内容を解説していきます。


前半は預言者エリヤを中心とした話が続きます。
終盤は「エズラ記」につながる話で、
ペルシャ帝国のバビロンのネブカデネザル王によって
ソロモン王が作った神の神殿を含めて、
エルサレムの町が全て破壊されます。
15分で読み終わります。


※この本編では出て来ませんが、
ネブカデネザル王に捕虜として連れて行かれた人の中に
預言者エゼキエルと預言者ダニエルという男がいて
それぞれの預言書「エゼキエル書」と「ダニエル書」が
聖書に記載されています。
また「イザヤ書」も列王記第二のサブストーリーです。

ダニエルは有能で、
ネブカデネザル王に重用されたという
サブストーリーだそうです。


一般教養として列王記第二の内容をサッと理解できると思うので、
ぜひ読んでみて下さい。



列王記第二の主要な登場人物

エリシャ
神からの言葉を人に伝える預言者として
周辺の王たちに影響を与える。



エフー
預言者エリヤによってイスラエルの王になると預言された。
それからは残虐な行為を繰り返して権力を強める。




ネブカデネザル
ペルシャ帝国のバビロンを治めている王。
エルサレムの全てを持ち去り、
エルサレムの町を全て破壊する。




列王記第二の簡単なあらすじ

列王記第一の後半部分に続いて、
イスラエル人の王と
イスラエル人の中でもユダ族のみの王の抗争が続く。
その抗争に預言者エリヤが関わる。


どちらかの王が殺されると、
その子供が次の王になって、
それの繰り返しで長い時間争いが続いた。


列王記第一の続きがこうなっている。



イスラエル王国に勝利したユダ王国であったが、
隣国のペルシャ帝国のバビロンから
ネブカデネザル王がエルサレムを攻めてきて
全てを破壊し、財宝や人材を奪い尽くしてしまう。

エズラ記に続く。

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列王記第二の各章ごとの内容まとめ

列王記第二は25章までありますが、
11章~23章は王が入れ代わり立ち代わり出てきて、
さらに大きなストーリーの変化も無く、
相手を倒しては倒されてみたいな話が続くだけなので、
混乱するのでカットしました。


最後の24章~25章は、
「エズラ記」につながる重要なストーリー部分を含むので
ぜひ読んでください。


内容は全てまとめているので読みやすいはずです。



1章
アハブの死後、モアブがイスラエルにそむいた。


アハズヤは屋上から落ちて病気になり、
バアルゼブブ神に病気が治るかどうか伺うことにした。


主の使いが現れてエリヤという人に
アハズヤは必ず死ぬと告げられたので
エリヤはそれをアハズヤの使いに伝えた。


アハズヤは使いから聞いたエリヤの話を聞いて
怒ってエリヤを殺すように兵士に命じたが、
エリヤが
「もし私が主の子ならば、
今天から火がくだってあなたたちを焼き尽くすだろう」
と言うと天から火がくだってきて
追ってきた50人以上の兵士を焼き尽くした。


アハズヤ王はまた50人の兵士を出したが
同じようにエリヤにまた50人は焼かれた。


アハズヤは3回目の50人の隊をまた出したが、
その隊の50人長はエリヤの前にひざまづき、
隊を焼き尽くさないようにお願いした。


エリヤは神の使いに
「彼らと一緒についていけ」
と言われたのでエリヤはついていき、
アハズヤの前に顔を出した。


エリヤはアハズヤに
「あなたはバアルゼブブに伺いを立てたので、あなたは必ず死ぬ」
と言った。


アハズヤ王はエリヤの言葉通りに死んでしまった。





2章
神がエリヤをたつまきに乗せて天に上げられるとき、
エリヤはエリシャを連れてギルガルを脱出した。


エリヤはその後ベテルに行くから
エリシャはここでとどまっていなさいと言うと、
エリシャはエリヤから絶対に離れないというので、
ベテル、エリコ、ヨルダンの順に2人で向かった。


エリヤが外套を水に打つと水が分かれたので
2人は乾いた土の上を歩いて渡った。


話ながら歩いていると火の戦車と火の馬が現れて、
エリヤはたつまきに乗って天に連れていかれた。


エリシャは叫んだが、
すでにエリヤは見えないとこまで行ってしまった。


エリシャは来た道を引き返して行くと
エリコで会った預言者たちに再びあった。


預言者たちは前にエリシャと一緒にいたエリヤがいないことに気付き、
エリシャにエリヤの捜索を行うように提案した。


50人で3日間探したが見つからなかった。


エリシャはエリコの町の人から
水が悪いのでこの町は流産がおおくて困っていると言うと、
皿に塩を盛って私のところに持ってきなさいと命じた。


エリシャは塩で水を清め、
神にお告げでこの町の水がきれいになった
ということを町の人に伝えた。


エリシャはさらにベテルに戻ると、
小さい子がエリシャをからかって
「上って来い、はげ頭。上って来い、はげ頭」
と言ったのでエリシャは神の名において子供を呪った。


すると森のなかから2匹の雌熊が出てきて村の子供42人を殺した。




3章
アハブの子ヨラムがイスラエルの王になったが、
アハブが死んでから貢ぎ物をしていたモアブのメシャ王は
貢ぎ物をやめてイスラエルの王のヨラムにそむいた。


そこでイスラエルのヨラム王は
ユダのヨシャパテ王に助けを求めて
メシャ王を倒すようにお願いした。


2人の王が旅立ち、
エドムの荒野という回り道のルートを選んだため、
途中で水が底を尽きた。


困っていると近くにエリシャという預言者がいるという話を聞いたので
ヨラム王とヨシャパテ王はエリシャの元に向かった。


エリシャは神のお告げを聞き、
「この谷に溝を掘れ。風も大雨も無いのにこの谷は水が溢れる」
と言った。


朝になるとこの地は水で満たされた。


その頃、追われていたモアブの人たちとメシャ王は守備を固めた。


よく朝になると谷の溢れ出した水が
モアブの人たちの周辺にも流れてきてて
向こうから来た水が血のように赤く見えた。


それを見てモアブの人たちは
イスラエルとユダで同士討ちをしたに違いない、
攻め時は今だということで攻めたが、
同士討ちなどしていなく
逆にイスラエルとユダに滅ぼされてしまった。


モアブを滅ぼした後は
畑に石を投げ捨て石だらけにし、
すべての良い木を切り倒した。






4章
エリシャの元に負債が多くて子が奴隷になりそうな人が助けを求めた。
その人の家には油のツボ1つしかないという。


エリシャはその人に隣人から空の器を
とにかくできるだけ多く借りてきて来いと命じた。


油のツボから注がれる油はなぜか無くならず、
部屋中の空の器を全て油でいっぱいにすると
油ツボの油がなくなった。


その油を売って借金を返済するようにエリシャは言った。


また子が死んでしまった人に対しては
エリシャは神に祈りを捧げて子を蘇らせた。


また間違って毒入りの野草のスープを作ってしまったものには
エリシャがスープに麦粉を入れると
毒が無くなって食べられるようになった。






5章
アラムの王のナアマン将軍はツァラアトにかかっていた。
エリシャはヨルダン川に7回浸かれば治ると言ったが
エリシャにその場で治してもらえると思っていたナアマンは激怒して帰った。


しかし結局ヨルダン川で7回身を浸すと
彼の体は幼子のようにきれいになった。


ナアマンは銀2タラントをお礼にエリシャに渡した。





6章
預言者の1人がすむ場所がなくなってきたとエリシャにいうので
ヨルダン川に行って材木を切り出して住むところを作ることにした。


アラムのベン・ハダテ王がイスラエル人と戦っていたときに、
彼が軍隊を送る場所が常に警戒されていたので
内部に反逆者がいると思って怒りに燃えた。


しかし兵士の話によるとイスラエル人の中に
エリシャという預言者が居て、
ベン・ハダテ王の話した言葉は
寝室の中でも全て筒抜けになっていると言われた。


そこで王はエリシャを殺すように兵に命じた。


夜の間にドタンというエリシャが居る町は包囲され、
翌朝エリシャは包囲されていることに気付いた。


エリシャは神に祈って包囲していた兵士たちの目を見え無くし、
「君たちが探していたエリシャの元にあなたたちを連れていってあげよう」
と言って自らが敵の兵士を引率してサマリヤに連れて行った。


エリシャはサマリヤに着くと敵の兵士たちの目を見えるようにすると、
アラムの兵士たちはイスラエルの兵士に囲まれていることに気付いた。


イスラエルの王はエリシャに
「私が彼らを殺しましょうか?」
と聞いたがエリシャは彼らにパンと水を与えてもてなした後に帰した。


それ以降アラムの略奪隊は二度とイスラエルの地に入ってこなかった。


これを聞いたベン・ハダテ王は自ら出陣して、
サマリヤを完全に包囲した。


サマリヤは元々飢饉があって物資に困っていた上に、
アラム人が包囲して物流を途絶えさせたので、
サマリヤ内部はインフレが進行した。


サマリヤ内では食べ物が無いので
自分の子供を殺して食べるなどの緊急事態になっていった。


そこで、アラム人の目的であるエリシャを引き渡せば解決すると思ったので
サマリヤの王は町の中にいるエリシャを捕まえて殺すように命じた。






7章
エリシャは家の扉の向こうにすでにいるサマリヤの兵士に向かって
「明日には上等の小麦と大麦がサマリヤの門のところで買えるようになっている」
と神の言葉を代弁したが、兵士はそんなことはまず無いと否定した。


その頃、サマリヤの門の前で
町に入れてもらえないで座っていた
4人のツァラアト(ハンセン病)に冒された人が互いに
「ここで飢え死にするまで座ったままでいいものか。
アラム陣営に降伏して私たちだけ生き延びるしか方法は無い。
もしアラム人が許さなければそこで死ぬまでだ」
と言った。


彼らが意を決してアラム人のキャンプに行くと、
なんとそこに誰もいなかった。


それは神がアラム人に大量の戦車の響き、
馬のいななきの幻聴を聞かせて、
その場から緊急で撤退させたからであった。


4人はアラム人の残されたキャンプから
金銀衣服、食料を持ち出して
サマリヤの町の前まで持ち帰った。


エリシャの預言通り、
小麦と大麦が安い値段で買えるようになって
民が門のところに殺到した。






8章
アラムのベン・ハダテ王は病気になり、
エリシャに病気が治るかどうか聞いてこいと家来のハザエルに言った。


エリシャはハザエルに
「病気は治るが、彼は必ずいつか死ぬ」
と言った。


ハザエルは王に
「病気は治ると言っていました」
とだけ伝えた。


その翌日にハザエルは毛布を水に浸し、
王の顔に被せて窒息死させ、
ハザエルが彼に代わってアラムの王になった。


一方、アハブの子ヨラムに子が出来、
アハズヤが生まれ、
アハズヤをユダの王にした。


イスラエルのヨラム王はハザエルの軍と戦った時に
アラム人に負わされた傷を癒すために
イズレエルという場所で床についた。




9章
エリシャは預言者の1人を呼んで
「油壷を持ってギルアデに行き、
エフーという男に油を注ぎ、
神によりあなたはイスラエルの王になることを言え」
と命令した。


ヨシャパテの子のエフーの元に預言者が到着し、
奥の部屋で油を注ぎながら言われたとおりにした。


その儀式が終わって部屋から出てくると、
周りの階級の高い将校達が
「奥の部屋で何をしていたのだ」
と聞いてきたので、エフーは
「奥の部屋で私は神によってイスラエルの王になると言われた」
と言った。


すると、彼の周りにいた全ての人は大急ぎで
自分の上着をエフーの足元や階段に敷き、
角笛を鳴らして「エフーは王である」と言った。


こうしてエフーはイスラエルの現ヨラム王に謀反を起こした。
ヨラム王はイズレエルで怪我を直すためにまだ床についていた。


エフーとその場にいた兵士たちはイズレエルに向かうと、
イズレエルの町の城壁のやぐらの上にいた見張り番が遠くのエフーの騎兵隊に気付いて
エフーの軍勢のために出迎えの騎兵を1人送った。


騎兵はエフーの軍勢の元に着くと
「ヨラム王がエフー様にお元気ですかと言っておられますよ」
と言った。


エフーは騎兵に
「元気かどうか。お前の知ったことではない。私の後ろについて来い」
と言った。


一方、やぐらの見張り番は
騎兵が帰ってこないのでもう1人騎兵を送り出した。
しかし、2人目の騎兵も帰ってこなかった。


それをヨラム王に報告すると、
ヨラム王とその子のアハズヤ王も居たので、
2人自身が出迎えに行くことにした。


ヨラムはエフーの前に到着すると、
「エフー、元気か」
と尋ねた。


エフーは
「何が元気か。あなたの母イゼベルの姦淫と呪術が盛んに行われているのによく言えたものだ」
と答えると、ヨラムはエフーが謀反を起こしたことに気付いた。


ヨラムは手綱を返して逃げ、アハズヤに
「アハズヤ。エフーが悪だくみを起こした」
と叫んだ。


エフーは弓を引きしぼり、ヨラムの両肩を撃ち抜いたあとに、
彼の心臓を撃ち抜き、ヨラムは死んだ。


アハズヤはその場からは逃げたが、
結局メギドという町で殺された。


アハズヤはダビデの町に埋葬され、
ヨラムは畑に投げ捨てられた。


エフーはイズレエルに戻ると、
イゼベルが城壁から見下ろしており、
「元気かね、主君殺しの男よ」
と言った。


エフーはイゼベルの両隣に兵士がいたので、
「私側に付く者はいないか?その女をそこから突き落とせ」
と言うと、兵士たちは彼女を突き落した。


彼女は地面に叩きつけられて血しぶきが飛んだ。
エフーはイゼベルの死体を踏みつけた。
あとで埋葬しようと戻ると、すでに野犬に食われていて、
頭と両足と手首しか残っていなかった。





10章
ヨラム王の父、アハズヤ王の祖父である
元イスラエル王のアハブはサマリヤの町に70人の子供がいた。


ヨラムもアハズヤも居なくなったので、
エフーはサマリヤの町に手紙を出して
「その中から次期の王だと思う者を選び、
自分の家系のために私と戦わせなさい」
と言った。
※つまり、エフーはアハブの家系を全て殺すことを宣言した。


サマリヤの長老たちは
「ヨラムとアハズヤでさえ、彼を殺せなかったのに
私たちに殺せるはずがない」
と非常に恐れて言った。


そこで、長老たちはエフーに使いを出して、
「私たちはあなたのしもべで、何でもします。
あなたがおっしゃる次期の王を立てるつもりはありません」
と返事を出した。


エフーは再び使いを出して、
「もし、あなた方が私の味方だと言うなら、
70人の子供の首を取って、
明日イズレエルの私の元にその首を持ってこい」
と言った。


手紙が長老たちに届くと、
彼らは70人のアハブ王の子供を捕えて切り殺し、
首を籠に入れてイズレエルのエフーの元に送った。


使いがエフーの元に到着して籠を見せるとエフーは
「その首を2つに分けて積み重ねて朝まで門の入口に置いておけ」
と命令した。


エフーはイズレエルの民の前で
「私はエリヤから神のお告げとして言われたことをしたのだ。
あなたがたには罪は無い」
と言って、イズレエルに残っていたアハブ王に仕えていた者を全てその場で殺した。


その後サマリヤに向かう途中にアハズヤの身内の者と名乗る人達が
アハズヤの安否を気にしてエフーに聞いてきた。
彼らはエフーが謀反を起こしたことを知らなかったからである。
エフーはその場で42人の全てのその人達を殺した。


サマリヤに到着すると、エフーは民に向かって
「アハブ王はバアル神に少ししか仕えていなかったが、
私は大いにバアル神を信仰するつもりだ。
なのでバアルの預言者と信者と祭司を皆呼んできてくれ。
集まらない者は生かしてはおかない」
と命じた。


これはバアル神を信仰する人間を皆殺しにする悪だくみであった。


エフーはこれを全てのイスラエル人がいる地域に布告したので、
全イスラエル人の中からバアル神の信者がバアルの宮殿に集まってきた。
バアルの宮殿は信者でいっぱいになった。


宮殿の中に主に使える者がいないことを確認して近衛兵に命じて彼らを殺させた。
バアルの宮殿の木の柱を焼き、石の柱を壊してバアル宮殿を破壊し、
その場所を公衆便所にした。
公衆便所は今日まで残っている。


このようにしてエフーはバアルをイスラエルから根絶やしにした。


エフーはサマリヤで28年間、イスラエルの王であった。
その後は、子のエホアハズが代わってイスラエルの王になった。






11章~23章
入れ替わり立ち代わり色んな王が出てくるショートストーリーで
物語りも進展しないし、読むと逆に混乱するのでカット。

具体的にはこんな感じで色んな王が出てくる。

この間に北イスラエルはホシェア王の時に滅亡する。
そしてユダ王国のエホヤキム王の統治時代から24章が始まる。





24章
エルサレムでエホヤキムという王が統治していた時代、
ペルシャ帝国のバビロンという町のネブカデネザル王がエルサレムを攻めて、
3年間はエホヤキムは彼のしもべになったが、そのあと反逆した。


ペルシャ帝国のネブカデネザル王の絵。



しかし神の意向でエホヤキムは滅ぼされて、
その子供エホヤキンがエルサレムの王になった。


そこにまたバビロンのネブカデネザル王が来てエルサレムを包囲した。
18歳であったエホヤキン王はネブカデネザルに降伏し、
彼の一族は捕虜になった。


ネブカデネザルはエルサレムにある財宝をことごとく運び出して、
ソロモン王が神のために作った宮殿から金の用具を全て奪っていった。
また、全ての高官、全ての有力者1万人、
職人、鍛冶屋、兵士7000人も全て捕虜としてエルサレムから連れて行った。


エルサレムが焼かれて民が連れて行かれる様子。

※エルサレムの人間を全て連れていった事件を
「バビロン捕囚(ほしゅう)」と言います。
BC586年頃の有名な事件。
古代オリエント社会では反乱の防止、
職人の確保などを目的としたこのような強制移住は
頻繁に起こっている。



ネブカデネザル王はエホヤキンの叔父マタヌヤを
エホヤキンの代わりにエルサレムの王にして、
名前をゼデキヤに改めさせた。


エルサレムには貧しい民衆しか残っていなかった。





25章
ゼデキヤが王になってから9年目の時に、
バビロンのネブカデネザル王に反逆を始めたので
ネブカデネザル王は全軍勢をエルサレムに連れていき、包囲した。


この包囲は2年間続き、
エルサレム内部は物資が届かなくなって飢饉がひどくなった。
あまりにも飢饉がひどいので、兵士たちがエルサレムの町から脱走し始めた。


それを見計らってエルサレムに攻め入り、
ゼデキヤを捕えてネブカデネザル王の前に連れてきて、
ゼデキヤの子供たちを全て目の前で殺した。


その後、ゼデキヤの両目を潰して
彼を青銅の足かせにつないでバビロンにつれて行った。


ネブカデネザルがバビロンの王になって19年目の時に
彼の家来と兵士のカルデヤ人がエルサレムの全ての家を焼き払い、
エルサレムの城壁を取り壊した。
金、銀、青銅で出来たものを全て持ち去った。


崩壊したエルサレムに貧民の一部を無理矢理住ませて、
そこでぶどう作りと農夫にさせた。


その農夫たちの総督してゲタルヤという男を任命した。


ゲタルヤは彼らの部下に
「バビロン王に仕えていればあなたがたは幸せになる」
と説いたが、家来の1人のイシュマエルがゲタルヤを殺した。
そして、カルデヤ人に報復されると怖いのでそのままエジプトに逃げた。


その頃、バビロンにつれて行かれて捕まっていた37年間経っていたエホヤキンは
新しいバビロンの王、エビル・メロダクによって牢屋から釈放された。


エビルはエホヤキンに優しい言葉をかけ、
エホヤキンの位を他のバビロンの王の位よりも高くして優遇した。


彼の生活費は生涯エビル王によって支給された。



最後に列王記第一の後半から続いてきた王の系譜を全て載せておきます。




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列王記第二はこれでおしまいです。
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独立切子士として、
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