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ネヘミヤ記の内容

ネヘミヤ記の概要

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一般常識として初心者にもわかるようにネヘミヤ記の主要な登場人物、ネヘミヤ記の簡単なあらすじ、ネヘミヤ記の各章を簡潔にまとめた内容を解説していきます。



ネヘミヤという男がエルサレムの城壁を建築する話。
城壁が完成するとそのままエズラ記の宮殿を作る話につながる。
5分で読み終わります。



一般教養としてネヘミヤ記の内容をサッと理解できると思うので、
ぜひ読んでみて下さい。


ネヘミヤ記の主要な登場人物

ネヘミヤ
先祖の墓があるエルサレムが破壊されているのを悲しみ、
エルサレムの城壁作りを志願する。



サヌバラテ
城壁作りの邪魔をしようとしますが、
ことごとく失敗する。



ネヘミヤ記の簡単なあらすじ

ネヘミヤは先祖の墓のあるエルサレムの城壁再建を
アルタシャスタ王に志願し、任命される。


妨害に合いながらも城壁を完成させる。


城壁が完成して外部からの攻撃に対して安全になったので、
エルサレムの宮殿を再建できるようになった。


バビロンのネブカデネザル王に捕虜にされていた人がエルサレムに集まってきた。

※「エズラ記」の3章にそのまま話がつながります。


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ネヘミヤ記の各章ごとの内容まとめ

ネヘミヤ記は13章まであります。

物語が進行するのは8章までで、残りは話に影響しないので
5分もあれば読めると思います。


1章~2章 ネヘミヤのエルサレムに行き
3章~7章 エルサレムの城壁補修
8章~13章 律法の朗読など。本サイトではほぼカット。



1章
これはハカルヤの子ネヘミヤが書いた記録である。


アルタシャスタ王が着任してから20年経ったキスレウの月にネヘミヤがシュシャン城にいた時、彼の親類のハナニがユダから来た数人の者といっしょにやってきた。


彼らは
「ユダ州の捕囚から生き残った者は今困難の中にいて迫害を受けています。
その上、エルサレムの城壁は崩されて門は火で焼かれました」
と言った。


ネヘミヤはその言葉を聞いて泣き、
神に罪を告白し、あわれみを受けれるように祈った。





2章
アルタシャスタ王の前に酒が出た時
ネヘミヤはしょんぼりしながら酒を手に取り、王に注いであげた。


王は
「病気でもないのにその顔つきはきっと悲しいことがあったのだろう」
と言い、ネヘミヤは
「先祖の墓のある町が廃墟となり、その門が火で焼きつくされているのに悲しまずにはいられません。
もしよければ私をユダの地に送って再建させて下さい」
と言った。


王は再建を承諾し、ネヘミヤが現地で住む家と再建の材料を手配した。


ネヘミヤはエルサレムに着いた。


ネヘミヤは夜の間に現地を調べ、
エルサレムの城壁が崩され、
門が焼き尽きているのを確認した。


ネヘミヤは朝に工事作業員の前に出て、
破損箇所を説明し、再建に取り掛かった。





3章
羊の門、魚の門、エシャナの門、谷の門、糞の門、泉の門、水の門、馬の門を修理し、
そこまでの近辺の城壁もあわせて修理した。





4章
城壁は全て高さ半分まで修復が出来た。
サヌバラテは城壁を修理していることを聞くと怒って、
エルサレムに攻め入って混乱させる陰謀を企てた。


ネヘミヤは常に見張りを置いた。
彼らの陰謀はネヘミヤに悟られ、
城壁の内側に武器をたくさん用意して彼らを追い払った。


それ以降、若者の半分を工事させ、
もう半分は鎧で身を固めて建設現場の見張りをさせた。
荷を運ぶものは片手で荷を持ち、片手には槍を持った。
また角笛を鳴らしたら一斉に集まって守りを固めて戦うように指示した。





5章
工事作業員たちは工事をしている間、穀物を収穫できず、収入が無いので
家を売り払い、娘を奴隷に出し、重い税金の支払もできなくなるとネヘミヤに訴えると、
ネヘミヤはそれを聞いて債務の帳消しをするように
祭司に言って彼らの借金は無くなった。





6章
城壁は全て修復され、破られる場所が無いことを確認したが
まだ入り口の門を取り付けていなかった。


サヌバラテはネヘミヤに使いを送り、
「平地にある村で話をしよう」
と伝えたが、それはネヘミヤに害を加える計画だった。


ネヘミヤは使いを送り返し、
「工事が止まってはいけないので行きません」
と返事を返した。


サヌバラテはその後4回も同じように使いを送ってきたが
ネヘミヤは全て断った。


そして城壁は合計52日かかって完成した。
※エルサレムの城壁のみの完成で、城壁によって安全が確保されたので宮殿はこれから作られることになる。





7章
城壁が再建されて入口の門が取り付けられて完成したので、
エルサレムを運営するために、門衛と歌うたいと祭司を任命した。
城壁内の統治はハナニとハナヌヤの兄弟にお願いした。


エルサレムの城壁内はまだ住人が少なかったので民衆を集めた。
最初に移住してきた人達の系図をネヘミヤは発見した。


彼らはバビロンのネブカデネザル王が連れて行った捕虜の民で、
捕囚の身から解放されてエルサレムに戻ってきた人だった。


彼らの中にゼルバベルとヨシュアという男もいた。
移住してきたものは以下の通りであった。

捕虜の民の合計は42,360名だった。
民が保有していた奴隷が7,337名。
馬が736頭。
騾馬(らば:ロバと馬の掛け合わせ)が245頭。
らくだが435頭。
ロバが6,720頭。

※エズラ記と同じです。





8章
7月が近づくと、民は一斉に水の門の前の広場に集まった。
学者エズラはモーセの律法の書を持ってくるように民にお願いしていた。


水の門の広場でエズラは朝から昼まで律法の解説をし、民はそれを理解した。
※律法の中でも祭壇の作り方とか建築関係の律法を解説した。





9章
出エジプト記のモーセの時からの歴史を振り返って確認した。





10章
律法に従う盟約に多くの人が印を押した。





11章、12章
エルサレムに住むことになった人達の紹介。





13章
モーセの律法に従い、細かいことの取り決めを行った。




※「エズラ記」の3章にそのまま話がつながります。

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ネヘミヤ記はこれでおしまいです。
旧約聖書の内容」のページに戻って
他の旧約聖書の巻の内容も確認してみて下さい。


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コメント:私はキリスト教の信者ではありません!
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独立切子士として、
切子の工房を設立しました。
箴言の箴の文字を工房の名前に取り入れました。


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