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ヨブ記の内容

ヨブ記の概要

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一般常識として初心者にもわかるようにヨブ記の主要な登場人物、ヨブ記の簡単なあらすじ、ヨブ記の各章を簡潔にまとめた内容を解説していきます。


神に従順な富豪のヨブが
サタンに全てを奪われて呪いの言葉を言い続けるお話。
5分で読み終わります。



ヨブ記は
正しい人に悪いことが起き、
何も悪いことをしていないのに苦しまねばならない

というテーマを扱った文献として知られている。



一般教養としてヨブ記の内容をサッと理解できると思うので、
ぜひ読んでみて下さい。

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ヨブ記の主要な登場人物


ヨブ
富豪で神に従順な人間。




ヨブの繁栄を助けるが、
サタンにそそのかされてヨブに試練を課す。



サタン
主の前に現れて繁栄を助けているから
ヨブが主を信じているだけとそそのかす。


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ヨブ記の簡単なあらすじ

ヨブは主に加護を受けていたので富豪であった。

ある日、サタンは主に
ヨブが主を信仰しているのは繁栄を助けているからであって、
ヨブの財産を奪い、体に腫瘍をつければ神を呪うはずとそそのかした。

主はそれにのってしまい、
サタンの手でヨブは全てを奪い取られた。

するとヨブは30章近くの間ずっと呪いの言葉を言い続ける。

最後は主が出てきてヨブを戒めの言葉を言い、ヨブはそれを聞いて反省した。

主はヨブの体を元に戻し、財産を以前の2倍に増やし、
ヨブが長寿を全うするまで大きな繁栄をさせた。



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ヨブ記の各章ごとの内容まとめ

ヨブ記は42章までありますが、
3章~31章まで同じことの繰り返しで進展が無いので注意して下さい。

ストーリーがしっかり書かれているのは
1章、2章、42章しかないので、
内容を理解するにはその3章だけ見ればいいので非常に楽です。




1章
ウツの地にヨブという潔白で正しい富豪がいた。
彼は息子7人と娘3人がいた。

ある日、主の前にサタンが来た。

主はサタンに
「私のしもべヨブに狙いをつけたようだが、彼ほど潔白で神を恐れており、
悪から遠ざかっている人はいない」
と言った。

サタンは
「あなたがヨブに家畜を繁栄させたりしたから従っているだけで、
もし彼の全ての持ち物を取り上げれば彼はあなたを呪うでしょう」
と主に言った。


主は
「それでは彼の全ての持ち物をお前が奪ってみろ。
しかし、彼の体に危害を加えてはならない」
とサタンに命令した。


後日、ヨブが宴会を息子と娘を集めて行っているとヨブの使いが来た。

使いは
「シェバ人が来て牛やロバやらくだを強奪し、
若い召使いを剣で殺し、羊と若者は天の火に焼かれました」
と報告した。


このとき、ヨブは頭を剃って地にひれ伏して礼拝をし、
神の愚痴をこぼさなかった。





2章
ある日のこと、主の前にまたサタンが現れた。

主はサタンに
「彼はなお誠実を固く守っている。
お前は私をそそのかして何の理由もないのに彼を滅ぼそうとしたが」
と言った。


サタンは
「ヨブの骨と肉に異常を起こさせれば、彼はあなたを呪うに違いありません」
と主に言った。


主は
「彼をお前の手に任せる。ただ彼の命は絶対に奪うな」
とサタンに言った。


サタンはヨブの元に行き、
ヨブは足の裏から頭の先まで悪性の腫瘍でいっぱいになった。
ヨブは体をかきむしって非常に苦しんだ。


ヨブの妻が
「あなたはそんなことをされても誠実を保つのですか?
神を呪って死んだ方がいいのではないか」
とヨブに言った。

アルブレヒト・デューラー作「ヨブとその妻」(1503年)

ヨブはこのようになっても罪を犯すようなことは口に出さなかった。


ヨブの友達のエリファズ、ビルダデ、ツォファルの3人が来てヨブの看病にきたが、
すでにヨブはそれが本人であるかどうか見分けがつかないほどに腫瘍でいっぱいになっていた。


友達3人は声をあげて泣いて7日間地に座ってヨブの元にいたが、
ヨブが体をあまりにも痛がるのを見て一言もかける言葉がなかった。






3章
7日間経過後にヨブは呪いの言葉を言い始めた。
まずは自分の生まれた日を呪った。





4章、5章
そのヨブの呪いの言葉を聞いてエリファズがヨブを励ました。





6章、7章
ヨブはそれを聞いてもさらに呪いの言葉を言い続けた。





8章
ビルダデはそれを聞いてヨブを励ました。





9章、10章
ビルダデの励ましを聞いてもヨブは呪いの言葉を言い続けた。





11章
ツォファルはそれを聞いてヨブを励ました。





12章、13章、14章
ツォファルの励ましを聞いてもヨブは呪いの言葉を言い続けた。





15章
エリファスがヨブを励ました。





16章、17章
2回目のエリファスの励ましを聞いてもヨブは呪いの言葉を言い続けた。





18章
ビルダデがヨブを励ました。





19章
2回目のビルダデの励ましを聞いてもヨブは呪いの言葉を言い続けた。





20章
ツォファルはヨブを励ました。





21章
2回目のツォファルの励ましを聞いてもヨブは呪いの言葉を言い続けた。





22章
エリファズがヨブを励ました。





23章、24章
3回目のエリファズの励ましを聞いてもヨブは呪いの言葉を言い続けた。





25章
ビルダデはヨブを励ました。





26章~31章
3回目のビルダデの励ましを聞いてもヨブは呪いの言葉を言い続けた。





32章
ヨブが自分が絶対に正しいと思いながら呪いの言葉を言うので、
3人はヨブに返答するのを辞めた。

それを見ていたエリフという人が怒りを燃やした。
ヨブが神そっちのけで自己中心的な発言をしていたからだ。





33章~37章
エリフはヨブの説得を行った。





38章~41章
主が現れてヨブに戒めの言葉を言った。





42章
ヨブは神に謝って自分が呪いの言葉を言っていたことを悔いた。


主は友達3人に
「私の怒りはあなたたち3人に向いている。
それは真実を語らずにヨブのようではなかったからだ。
牛7頭、羊7頭を全焼の生贄として奉げよ」
と言った。


友達3人が生贄をささげると、
主はヨブの祈りを受け入れて、体を元に戻し、所有物もかつての2倍に増やして戻してあげた。


主はヨブの前半の半生より、後半の半生をもっと祝福した。
ヨブは大富豪になり、ヨブの娘たちほどの美しい娘は国のどこにもいなかった。

ヨブは140年生きて4代目の孫まで見て長寿を全うして死んだ。

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ヨブ記はこれでおしまいです。
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管理人プロフィール

名前:斉藤
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独立切子士として、
切子の工房を設立しました。
箴言の箴の文字を工房の名前に取り入れました。


切子工房 箴光(しんこう)